かつて、フランスで不毛の地、荒地(ランド)と呼ばれていた広大な原野、それがフラバンジェノールの原産地です。
現代では豊富な森林資源を持つ温泉地として名が知れ渡っているフランス南西部のランド地方ですが、この森林は事業の成果によるもので、今から2世紀ばかり前のナポレオン3世の時代に、防砂風林として植林されたことがそもそもの始まりであったと言われています。このとき、数ある樹木の中から植林に適していると選ばれたのが松でした。
選ばれた理由は、年間降水量が乏しく、日差しの強かったこの土地で根を広げることができたのが松くらいしかなかったから。つまり消去法によるものでした。
なぜ、この松が他の樹木と違い、そのような荒地で生息できたのか?その秘密は根にありました。
松の木の根は、地中深くにもぐりこみます。そうすることで地下水をさぐりあて、そこから水を吸い上げるために、雨の降らない土地でも成長することができるのです。
日本の松もよく砂浜に植えられていますね。松は、過酷な環境でも根をはり、育つことができる数少ない植物なのです。
また、皆さんもご存知のように、松の樹皮はゴツゴツとしていて非常に分厚く硬い物です。この樹皮が、ランド地方の強い日差しに含まれる紫外線から、幹を守っているのです。
中でもフランスの海岸松の樹皮の厚さは、10cmに及ぶこともあるというのですから驚きです。そして、この強い紫外線から身を守るため、海岸松の樹皮の中で生成されていたのが、抗酸化物質OPCだったのです。